
2023年には全く使い物にならなかったのですが、2025年現在、仕事の半分くらいはAIと一緒にしている状態になってきました。学習についても、本やネット情報でするより、AIとの対話で勧めたほうが遥かに効率的なのには驚きますが…もう慣れました。
以下、ワインの小ネタの私的メモです。AIがウソを付くことは今もありますが、下記の情報源の確認済みです。

さて、日本のネット上にはなぜか全く存在しないのですが、昔、飲み終わったワインのエチケットを破るという習慣がありました。海外の情報源をもとに、AIと対話していきましょう。
Q. ワインのエチケットを破壊した理由は?
この行為は、「ワインに刻まれた『情報』が生命や財産を脅かす危険な記号だった時代」を反映しています。
革命期:「ラベル=身分証明書」の破棄で迫害回避
戦争・密輸:「ラベル=税務書類」の消去で経済リスク軽減
贋作対策:「ラベル=ブランド価値」の保護
現代の「ラベル収集」とは逆に、「ラベルを消すことが生存戦略」だった時代の特殊性が背景にあります。
革命(今まで権利だったものが破壊される期間)と密輸(脱税目的)は理解できますが、残りの2つについて、詳しく回答してもらいます。
Q.偽造について詳しく教えて
偽造問題の深刻化
19世紀中頃(特に1855年ボルドー格付け以降)、高級ワインの偽造が国際的に横行しました。例えば、空き瓶を回収して安価なワインを詰め替える手口が問題視され、生産者や飲食店が対策を迫られました。
参考例:ボルドーのシャトー・ラフィットは1868年、瓶の肩部分に刻印を施すことで偽造防止を図ったことが知られています。
飲食店の信頼確保
高級レストランや貴族の屋敷では、客に「本物のワインを提供した」ことを証明する必要がありました。当時の顧客(特に貴族や富裕層)は、瓶の再利用を疑う傾向がありました。
関連事例:19世紀のフランスでは、コルクに生産者名を刻印する習慣が広まり、開栓後にコルクを客に見せる行為が「本物の証明」として定着しました。ラベル破壊も同様の文脈で行われたと推測されます。
ロッド・フィリップス(Rod Phillips)の著書 French Wine: A History(2016年)では、19世紀の偽造問題と生産者の対策が詳細に分析されています。
Q.戦争とエチケットの破壊について教えて
第二次世界大戦中、ワイン生産者が自社のワインを守るため、あるいはナチスのワイン接収に抵抗するために、ボトルやラベルを意図的に損傷したり、変更したりしたケースがいくつか記述されています。
- ボルドー地方のワイン生産者の中には、ドイツ人が自分たちのワインを持ち去るのを防ぐため、ボトルのラベルを剥がしたり、すり替えたりした者もいました。 これは、ドイツ人が特定のシャトーやヴィンテージのワインを探していることを知っていて、ラベルを隠すことでワインの魅力を減らし、接収されるのを防ごうとしたためです。
- シャンパン地方では、生産者の中には、ドイツ軍に販売する低品質のシャンパンのボトルに、偽のラベルを貼った者もいました。 これは、自分たちの最高のシャンパンを自分たちのために、あるいは戦後に販売するために確保しようとしたためです。
- レジスタンス運動員は、ドイツ軍の物資輸送を混乱させるため、鉄道で輸送されるワインのボトルを壊したり、ラベルをすり替えたりすることもありました。 これは、占領軍に経済的損害を与え、士気をくじくことを目的としていました。
これらの例は、戦時中、ワインボトルやラベルが単なる容器や識別子以上の意味を持っていたことを示しています。それらは、欺瞞、抵抗、そしてフランスの文化遺産を守るための闘争の象徴となりました。
Wine and War: The French, the Nazis and the Battle for France’s Greatest Treasure, 2002
となると、最初にAIが提示してきた、リストは若干違っていて、修正すると、エチケットを破壊する理由は
・革命期:「ラベル=身分証明書」の破棄で迫害回避
・密輸:「ラベル=税務書類」の消去で経済リスク軽減
・贋作対策:「ラベル=ブランド価値」の保護
・戦争 : 戦時中(占領時)にワインを保護するため
の4つが目的として20世紀前半までに行われていたということですね。AIさん、ありがとうございました。
NotebookLM / deepseek を使用しました


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