移住して一年以上たち、最初のブログの名称は「開拓日記」としましたが、もう、普通に暮らしているので、「暮らしのメモ」に名称変更します。移住に関する情報は引き続き提供することもあると思いますが、もうほぼネタ無いかなと思います。
最後にマスコミや田舎暮らし関係者が秘密にしていることを一つ暴露します。家です。移住となったときには、大抵中古の家を買うことになると思いますが、その家の前の持ち主の地元での印象・立場が移住者に移ってしまうのです。
自分の家を説明するときに、田舎では「誰々の家」で通じます。あなたの家が鈴木さんから買ったものだとして、地元の方に「あー、鈴木さんが住んでた家か、いいとこだよね」と言われるのと、「あの鈴木がいたとこ、前の道悪いだろ」と言われるのでは、まったり語られ方が違うのです。
移住する時は、ぜひ、地元で評判のいい人が住んでいた、いい家を選んでください。あなたのイメージがそれだけでかなり変わります。
空き家バンクとかで補修が必要な家を安く買って、DIYで修繕してるユーチューバが移住に失敗した動画を見ましたが、本人は全く理由を理解していないようでした。しかし、流れを追ってみると、田舎で空き家を放置している住民は、最初から地元の厄介者です。私も枝伸びていると注意されて、すぐに処置したことがあります。そういう人間が放置していた家に引越したのです。「あー、あそこ買ったの」「よくあんな家買ったね」と、そもそも、イメージからのスタートだったと私は想像します。
地元にはヒエラルキーがすでに確立されて存在しています。移住してくるあなたは、そのヒエラルキーに必ず組み込まれます。その最初の認知はあなたが住んでいる家であり、前の住人のヒエラルキーなのです。
読者の方で移住を検討している方がうまくいくことを願っています。