暑かったし、今日も暑い。。そんな日は、インポータが語る適切な温度など無視してキンキンに冷やした、リースリングを水のようにがぶ飲みします。昨日はアルザスのリースリング。
先日の件で、いわゆるフェミニストと呼ばれる人たちが何を発信したのか、ネットメインで一通り読んでみましたが、的外れで、馬鹿な意見ばかりでした・・・
別に自分が賢いとは全く思いませんが、それにしても、なぜフェミニストはそれほど馬鹿なのか、いろいろいと考えてきましたが、漫画に答えがありました。思想に積み重ねがないからだ。
フェミニズムという思想自体は200年以上の歴史がありますが、その成功によって、引き裂かれ、全く積み重ねがありません。ウィキを引用すると、
1789年にフランス革命により「人間と市民の権利の宣言」(フランス人権宣言)が採決されたが、この「人間」とは「男性」のことであり、男性にのみ権利を与えることに対して女性が抗議し、女性の権利を求める運動が欧州各地に広がった。これがフェミニズムの誕生とされる。
第一波フェミニズム
2023年時点でこの思想に異議を唱える人はほぼ日本では皆無でしょう。その成功によって、これはもう思想や主張ではありません。なので、彼らは別の主張をしなければなくなります。
男女の法的権利の同等(女性が男性と同様に参政権を持つことなど)を求めていたが、それが実現された後、20世紀後半の運動において、文化における性差別の克服が取り込まれ、伝統的な女性概念による束縛からの「女性による人間解放主義」と定義された。
第二波フェミニズム
女性の権利から、女性という概念からの解放に向かうのは当然の流れで、保守的な高齢者はともかく、都会の20~40代の世代では、これも一般的に受け入れられている考えだと考えます。なので、この主張も成功が故に意味をなくしていきます。
上野千鶴子も「(現代の)フェミニズムは「女の子に性欲がある」ってことは公にできないことなの?」と日本人女性自身が「女の性欲」をタブーとしたままであることを批判している。彼女は「女性の性欲を否定するフェミニズム」について、「女に性欲があるって認められなくて、何が現代のフェミニズムだよ、冗談じゃない」と述べている
女性の性表現や性欲に攻撃的な「現代のフェミニズム」への批判
ここらへんまでは真っ当なことをしていたと思いますが、現代のフェミニストの主張は…謎。
第三波のフェミニストは、唯一の目標というものがないために、一貫性(結束性)を欠いていると批判されることがある。第一波のフェミニストは女性参政権を求めて戦い、それを勝ち取った。第二波は職場などにおける機会の平等を求め、合法的な性差別の廃絶を目指して戦った。第三波にはフェミニストが団結して目指す目標がないといわれており、第二波の焼き直しとみなされることもある。
第三波フェミニズムへの批判
共産主義の残党は失敗したがゆえに迷走しているわけだが、現代のフェミニストたちがその成功したという栄光によって迷走しているのがなんとも滑稽ではあります。
私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っていたからです。(英語: If I have seen further it is by standing on yᵉ sholders of Giants.
アイザック・ニュートン
私は宗教を信じていないことをまず書いておきますが、その自分にとって、伝統宗教(キリスト教やイスラム教など)と新興宗教との差は、その主張の正しさに差があるようには見えません。しかし、新興宗教が警戒され、世界宗教が文化を通して生活の中に溶け込んでいる差は、思想の正しさの差ではなく、思想の積み重ね(歴史)にあるのだと思います。宗教的な人間と対話すると、彼らは科学的な正当性ではなく、たいてい歴史・伝統といったものでぶん殴ってくるわけですから。
フェミニストの皆さん、頑張って歴史を積み重ねてください。
あー、すっきりした。